2010年12月21日火曜日

毎日の食事が勝てる体を作る! 勝てる献立シリーズ
―埼玉県 立教新座高等学校 編―

12月12日、サイクル部、アメリカンフットボール部をはじめ、多くの部活動で全国大会に出場している立教新座高等学校の皆さんを対象に栄養セミナーを開催しました。


通常練習日の献立を作成してみましょう

部活ごとにグループに分かれ、通常練習日の理想の献立を料理写真カードより組み立てていただきました。
献立完成後、スポーツをする高校生男子にとっての理想の食事バランスを紹介し、組み立てた献立と比較していただきました。


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試合当日の食事を補給するタイミングを確認

試合当日、いつ、何を補給すればパフォーマンスを最大限発揮できるかについて、試合開始時間から逆算して補給する重要性を伝えました。




プロテイン、サプリメントに対する考え方

いわゆるプロテイン飲料を飲む選手は多くいますが、食事とのバランスを考えて摂取しなければ、たんぱく質の過剰摂取の弊害(体脂肪率の増加、体からカルシウムが流出することなど)が起こる場合があることをお伝えしました。また、筋肉量を上げるための理想的な糖質とたんぱく質の配合比についても説明し、どのようなものを摂ればその配合比をとれるかを食事の写真を示しながら説明しました。






参加者の声
  • アメフトの試合前などにどのようなものを摂取していいのか、自分のやっていた間違いなどがわかってよかった。(2年生 アメリカンフットボール部)
  • 今まで体重を増やすために正直がむしゃらに食事やプロテインを摂取していましたが、しっかり栄養の比率も考えて摂取しないと余分な体脂肪がついてしまうと気付くことができました。今日は本当にありがとうございました。(2年生 アメリカンフットボール部)
  • いろいろと知らないことが聞けたのでためになりました。食生活から改善して、上手く、強くなれればいいと思いました。(2年生 バスケットボール部)
  • 勉強になり、楽しかった。今後の食物学をもっと勉強したいと思った。スライドもわかりやすかった。(2年生 バレーボール部)
  • この講義を聞いて、日々の自己の食生活を見直す機会ができた。これからはカロリーや栄養素の事を考えて食事をしたいと思う。(2年生 剣道部)

2010年10月4日月曜日

毎日の食事が勝てる体を作る! 勝てる献立シリーズ
―埼玉県 埼玉栄高等学校 駅伝部 編―

9月23日、全国高校駅伝において男子は16年連続30回の出場、女子は3年連続19回の出場を誇る、名門 埼玉栄高等学校 駅伝部の保護者の皆さんを対象に栄養セミナーを開催しました。


通常練習日の献立を作成!

朝練習、午後練習のある通常練習日の献立を、料理写真カードより選んで組み立てていただきました。
献立完成後、長距離選手にとっての理想の食事バランスを男女別に紹介し、組み立てた献立と比較していただきました。


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試合前の食事は糖質補給がポイント!

持久系スポーツ選手にとって、試合までの糖質のとり方は当日のパフォーマンスに影響を与える重要なものです。基本の食事から、具体的にどのような工夫をすれば理想の糖質量が摂れるかを説明しました。




気になる水分補給、ウエイトコントロール法について

アスリートは、体重の2%の水分が失われるとパフォーマンスに悪影響が表れるため、適切な水分補給を行うことは非常に重要な意味を持ちます。1時間当たりの水分補給量を計算式から求めていただき、水分補給の目安量を確認していただきました。
また、長距離選手にとって関心事項の高いウエイトコントロールについて、主食を食べずにコントロールすることの危険性についてもお伝えしました。




参加者の声
  • とてもわかりやすい説明でした。娘は少食で貧血があるので、栄養にそれなりに気を遣っていましたが、勘違いしていることが多々あることがわかりました。栄養の大切さは痛感しているので、今後実践してみます。今日はどうもありがとうございました。(1年生女子 保護者)
  • 知りたいことが多くあったので、大変参考になりました。ぜひ、チャンスがあればまた伺いたいと思います。ありがとうございました。(2年生男子 保護者)
  • とても勉強になりました。今日から気を付けていこうと思います。子どもと一緒に聞きたかったです。(1年生女子 保護者)
  • 現在3年生で、1年生の段階でこのような講習を受けたかったと思いました。食事はやはり大切だと実感しました。ありがとうございました。(3年生男子 保護者)
  • 貧血予防のため、どうしてもサプリメントに頼ってしまっていたので、食事でバランス良く栄養が摂れるよう気を付けたいです。食事のとり方などとても参考になりました。ありがとうございました。(3年生男子 保護者)

2010年7月30日金曜日

カードで学ぶ!勝てるお弁当シリーズ
―千葉県 銚子市 養護教諭 編―

7月23日、銚子市内の小学校・中学校の養護教諭の先生方を対象に栄養セミナーを開催しました。


試合当日の「理想」のお弁当を考えてみましょう。

実物大の料理写真カードを使い、試合当日にパフォーマンスを十分に発揮するためのお弁当をグループごとに考えていただきました。


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試合前のお弁当の「黄金比」と、効果的にパフォーマンスをアップさせる毎日の食事を紹介。

どの料理をどれくらいの割合で食べるかというお弁当の「黄金比」についてご紹介しました。
また、試合期の食事のとり方はあくまで「応用編」であり、毎日の食事というが基本があってこそ効果が期待できるものであることをお伝えしました。



また、参加者の方より、「野菜ジュースは、野菜を食べる代わりになるのですか?」「果汁100%ジュースは、オレンジジュースが良いと聞きますが、他の果物ではあまり良くないのですか?」など、先生方が現場で感じられている疑問に対しても回答させていただきました。




実感!正しい水分補給!

気温が高い場合や長時間の練習など、環境やトレーニングの内容に応じて水分補給のドリンクの種類を変えることが熱中症の予防を始め、コンディションを良好に保つことに欠かせません。
実際にドリンクを試飲しながら、正しい水分補給方法を実感していただきました。



参加者の方からは、「スポーツドリンクを飲む際は、薄めたほうが良いのですか?」「熱中症予防のためには、どのようなドリンクが一番効果的なのですか?」などのご質問をいただき、熱中症予防対策としても水分補給への関心の高さがうかがえました。




参加者の声
  • 自分たちで考えて作るお弁当は、子どもたちにさせてみたら良いなと思いました。楽しみながら学ぶことは大切ですね。スポーツ栄養学にも興味を持ちました。もう少し学んでみたいです。わかりやすく、丁寧に教えていただき、ありがとうございました。(30代、女性)
  • お弁当の選び方については、こちらも考えながら選択をし、正解の理由を明確にしてくださり、納得のいく内容でした。生徒を指導していく場面で、活用させていただきたいと思います。水分のとり方は、今、本当に必要な情報だったので明日から実践させていただきます。(40代、女性)
  • 運動をしている子どもがいるので、スポーツドリンクについては興味を持っていた。2ℓのジャグ等を持って行って、試合の時は全て飲み、追加をするようなこともある。糖分の摂り過ぎではないかと感じていた。薄めない方が良いという話もどこかで聞いたので、どうしたら良いのかと迷っていた。本日の講習でどのようにしたら良いか、とてもよくわかり、良かったと思う。(40代、女性)
  • とれもわかりやすい資料と講義をありがとうございました。水分のとり方は、特に参考になりました。熱中症の予防ということで、学校で職員に話したいと思います。また、試合までの食事のとり方は子どもたちに学んでもらいたい内容だと思いました。ありがとうございました。(40代、女性)